力率とは、電力会社から供給された電力の内どれだけが有効なエネルギーに使われたかを示すもの。
供給された電力がすべて使われない無効なエネルギーが存在する。それは交流回路の負荷の中にコイル類(L)やコンデンサー類(C)があると無効電力となる。
LやCがあると、電圧と電流の力を出す方向が異なり、この間の角度を位相角(Θ)とし、cosΘを力率という。
cosΘ=有効電力 / 無効電力 =0.85 であれば 85%
力率が85%より低い値であれば力率が悪くこれ以上にあげる必要がある。
力率をあげることを力率改善という。
具体的にどうするか、遅れ力率であれば、力率改善用の進相コンデンサーを受電設備の母線に接続する。
進相コンデンサーの容量は、有効電力と遅れ力率、改善後の力率により計算できる。
わかりやすく説明したつもりだが、図を描いて説明しなければわからない部分がある。